そして緊急事態宣言へ
こんにちは。
昨日、「緊急事態宣言出します宣言」がなされ、本日夕方、緊急事態宣言が出されます。
ここのところ、テレビをつければ新型コロナウイルス関連のニュースばかりですが、報道の仕方に色々と疑問があるんですよね。
まず、ルー大柴か?ってぐらい、横文字を使うあの感じ。
オーバーシュート、クラスター、ロックダウン・・・何じゃそれ?大学時代はノロウイルスやインフルエンザウイルスの研究に携わりましたが、オーバーシュートもクラスターも文献で見た記憶がありません。
オーバーシュート → 感染爆発
クラスター → 感染者集団 or 集団感染
ロックダウン → 都市封鎖
で、良くね?
お茶の間でテレビを観ているのは、すぐにググれる若者ばかりではないでしょうよ。。。
ただ、パンデミック(pandemic)だけは、きちんとした専門用語なんですよね。
これは感染症の世界的大流行を表す言葉で、英語文献でも普通に使われます。
多分、結構な数のウイルス学者や細菌学者が、「専門家会議でオーバーシュートとかクラスターとか言うた奴誰やねん」って思ってるはず。別に専門用語でも何でもないんだもん。
ここで突っ込みたいのが、「新型コロナウイルス」っていう呼び方。
WHOがせっかく「COVID-19」って命名したのに、これに関しては、いつまで経っても新型コロナウイルス。
もしも来年まで終息しなくても新型コロナウイルスって呼ぶんか!謎の日本語へのこだわり、僕みたいな凡人には全く理解出来ません。
で、世の中はPCRって言葉で溢れてますけど、そもそもPCRって皆さん理解してるの?って言いたくなりますけど、検査って遺伝子検査だけじゃないんですよ。。。僕はむしろ、自分がかかってるかどうかよりも、かかっていたかどうかを知りたいのです。これは抗体検査で明らかになります。抗体検査キットって、海外では普通に使われてるんですよ。ただ、この抗体検査、これで陽性となっても、「過去にかかったことがある」人と、「今かかってる人」を区別できないんですね。そうすると、今の日本でもしも実施すると、大パニックになるのです。でもね、実際COVID-19がどれぐらい蔓延しているのかを調べるという疫学的観点から考えると、非常に意義深いことだと思うんですが・・・。
どうなんでしょうか。
と、COVID-19についての独り言でした。